【新台】e中森明菜・歌姫伝説~FOR FANS~は本当に遊べるのか? ヒラヤマン&さやかが30分実戦

「ゆうて、LTに疲れた人におすすめです」

動画の概要欄に添えられた、たった一行。これが今回の台の全部を言い当てている。e/P中森明菜・歌姫伝説~FOR FANS~(ディ・ライト/2026年10月5日導入)。ラッキートリガー非搭載、大当り確率1/319.7、ヘソ賞球2個の8個保留「BIG8」。そしてST突入率100%の約70%継続。派手さはない。でも、新台ダイナマイト第7回でヒラヤマンとさやかが約30分打ち切った結果は、終始「おもろい」「遊べる」の連呼だった。

新台ダイナマイト#7《ヒラヤマン・さやか》収録店舗:ジャンジャン高島平
目次

「FOR FANS」は、誰のためのファンズなのか

開口一番、ヒラヤマンが言う。「中森明菜・歌姫伝説ファンズということで、ファンのために作りました。中森明菜でございます」。もちろん作ってはいない。だが、この台のコンセプトはそのまま「ファンのための台」だ。

そして相方のさやかにこう振る。

「やっぱ明菜は、若い子よりも年齢高めの私たちが打った方がしっくり来ると思いますので」

実際、シリーズを打ってきた人なら説明はほぼ不要らしい。「今までの明菜は打ってますんで」「だいたい分かると思います。基本的には変わらないので」。ゲーム性の骨格は据え置き。そのうえで、今作には今作だけの仕掛けがある。

4ラウンドを「欲しい」と思う台、今までありました?

スペックの説明はシンプルだ。大当り確率1/319.7、ST突入率100%、ST100回転で継続率は約70%(ST中の大当り確率は1/85.6)。ここまでは聞き慣れた数字。問題はここから。

項目内容
大当り確率通常時 1/319.7/ST中 1/85.6
ST突入率100%(100回転・継続率約70%)
アンコールタイム時短100回/時短込み継続率 約78%
払い出し玉数4R 400個/7R 700個/10R 1500個
賞球ヘソ2個・電チュー1個(8個保留「BIG8」)
その他ラッキートリガー非搭載/遊タイム非搭載
継続率は残保留4回転を含む。詳細は基本スペックのページにて

ST中の大当りは4R・7R・10Rの3種類。振り分けは10R 34%/7R 33%/4R 33%と、ほぼ1対1対1だ。そして同一ST中に3種類すべてのスタンプを集めると、ST終了後に「アンコールタイム」(時短100回)が発動する。結果、トータルの継続率は約78%まで引き上がる。これが業界初のスタンプラリーシステムだ(大当り振り分けの詳細はこちら)。

さやかが即座に反応する。「すごい。そこが斬新」。ヒラヤマンが続ける。

「4ラウンド待ちになる瞬間が来たりすると思うの。今までなかった」

ここが今作の一番おいしいところだ。4Rの出玉は400個、10Rは1500個。普通なら4Rを引いた瞬間に「うわっ」と落胆する差である。それが今作では、7Rと10Rを先に押さえた瞬間、400個しか出ない4Rが欲しくなる。収録中盤でまさにその状況が訪れ、2人は「4待ちってでもいい状況だよね」「確かに、4恋って思うことないもんね」とはしゃいでいた。同じ4Rという結果に、2種類の感情が宿る。

ちなみに初当り時の振り分けは10R 24%/7R 26%/4R 50%で、半分は4R。だが初当りでもいきなり1500個を獲得できる可能性が24%ある。そして何より、どの大当りからでもST突入率は100%だ。

なおこの日は、その4Rだけがどうしても引けなかった。終盤、ヒラヤマンは10Rを引いて出玉を伸ばしながら「難しいですね、時短つけるのって」とこぼしている。簡単ではない。だからこそ目標として機能する。

カスタムは「シンプルモード」が主役級

今作のカスタムは、ゲーム性カスタムがノーマル/先読みチャンス/歌バレ/シンプルの4つ。加えて機能性カスタムとして、プレミア予告出現率アップやサプライズミュート予告(無音予告のON/OFF)などが用意されている。詳細はカスタム機能の解析ページにまとめているが、収録で評価が爆上がりしたのは断然「シンプルモード」だった。

シンプルモードは、先読み・予告・ガセ系を軒並み抑制するカスタム。つまり何か起きた時点でチャンスになる。保留変化の期待度を比べれば一目瞭然で、ノーマルでは緑12.3%/赤73.4%のところ、シンプルでは緑86.9%/赤95.5%まで跳ね上がる(先読み予告の期待度一覧はこちら)。

収録では、流れ星先読みの赤(期待度50.0%)から当たりを射止める場面があった。2人の第一声がいい。

「全然ダメそうだったのに」「さすがシンプル」

そしてヒラヤマンの結論。「シンプルだとどこが熱いかわからないのもいいね。これだわ」「休みの日打つならシンプルにする」。
情報を減らすことで、一つひとつの出来事の重みが増す。ハマりの長い台ほど、この設計は効く。

一方、さやかは「歌バレモード」を選択。先バレ系の出現率と期待度を自分で決められるモードで、彼女は期待度50%帯をチョイスしていた。さらに2人とも、無音になる「サプライズミュート予告」をON。これが出れば期待度76.4%――無音という演出で76%は、かなり気持ちのいい作りだ。

リーチは「曲」でできている

今作の図柄は、そのまま中森明菜の楽曲に対応している。北ウイング/スローモーション/ミ・アモーレ/少女A/DESIRE/1/2の神話/飾りじゃないのよ涙は/サザン・ウインド。リーチがかかるとは、どの曲が流れるかが決まるということだ。

だから収録中、2人の口から出てくるのは数字ではなく曲名になる。

「ミ・アモーレ! ミ・アモーレ!」

ボタンを押しながら、ほとんど祈りのように連呼する。ミ・アモーレはシングルラインで66.1%。飾りじゃないのよ涙は(大当り濃厚)に次ぐ強さだ。DESIREが46.7%で「そこそこある」ポジション。ダブルラインになるとさらに跳ね、サザン・ウインド×北ウイングのように47.0%と相対的に弱い組み合わせもある。ヒラヤマンが「ダブルの中でも弱め」と即答していたのはこれ。曲名と期待度が頭の中で直結している人の反応だった。詳しい数値はリーチ期待度の一覧で確認してほしい。

そしてもう一つ、リーチ中に何度も飛び出したのが「坊や」コールだ。少女Aがかかると、2人そろって歌詞に合わせて「坊や、坊や」と連呼する。当たった瞬間の一言が「坊や、信じてたよ」。曲と演出が不可分だからこそ生まれる、この台特有の盛り上がり方だと思う。

役モノまわりでは、擬似連時のANマーク役モノが開演(白)37.3%/超開演(赤)86.0%。収録でも「超開演みたいになるともっと熱い」と話題に出ていた。ほか、歌姫明菜予告85.1%、ちび菜群予告88.6%、次回予告88.7%、キービジュアル予告86.4%の4大チャンス演出は、いずれも出れば一気に勝負どころだ。

ライブモード=STは「残れ」の時間

ST=ライブモードのゲーム性は、ステージ上のキャラが最後まで残れるかどうかを見守る形。2人残ってダブル成功なら10ラウンド、1人でも残っていれば当たりだ。エンブレムが張り付いた時点で当たり確定という分かりやすい約束もある。

「歌ってほしいよね、とりあえず」
「これ歌わなかったら嫌だな」

当たるかどうか以前に、まず歌ってほしい。この感想が出てくる時点で、台としての勝ちだと思う。

ライブモード中にもカスタムは有効で、2人はノーマル/NEW/クラシックと切り替えながら打っていた。リーチや予告を一新したNEWモードは今作の新要素のひとつ。途中、ヒラヤマンが「モードを変えると見せかけて台を休める技術」を披露して即バレする、そういう回でもある。即連ゾーンで3連すればさらに別モードが解放される仕組みで、ライブモード中の予告期待度はこちらのページにまとめている。

ファンへの目配せ:ピンポン、そして口ずさみ

「あのね、明菜が好きな人が好きな保留変化の、ピンポンって音もちゃんとあります」

ヒラヤマンがわざわざ説明したのがこれ。「あれ聞いてくる人、結構多かったんですよ。『あれあるんですか』って」。シリーズを追ってきた人だけが分かる、音ひとつの継承。FOR FANSというサブタイトルは、こういうところで効いてくる。

実際、後半になると2人とも曲に引っ張られていく。「気づいたら歌っちゃうから」「歌ってたもんね」。打ちながら口ずさんでいる時間が、そのまま稼働時間になる。ラッキートリガー機では起きにくい種類の滞在だ。

実戦結果と、2人の結論

約30分の実戦で獲得は2人合わせて6000玉ちょっと。連チャンらしい連チャンもなく、スルー(ST後の引き戻し失敗)も1回だけ。時短も引けていない。それでも着地は「言うて、ちょい負け」だった。

さやかの感想がすべてを表している。

「噂には聞いてましたけど、遊びやすいみたいな。なんか、もうちょっと負けると思ってた」
「全然、3万円ぐらいあれば行けそうな気がする」

ヒラヤマンも同意しつつ、冷静に釘を刺す。「ただちょっと逆に、いっぱい出すのは難しいかもしれない」。ラッキートリガー非搭載の、まったり寄りのスペック。大きく勝つ台ではなく、長く遊べる台。そこを取り違えなければ、満足度は高い。

最後にヒラヤマンが語った、たぶん一番本音に近い部分を引いておきたい。

「STのまったり感が、私は好きで。今の早いSTも嫌いではないんですけど、やっぱりSTといえば、ってところがある」
「ST突入100%なんで、1回当てりゃ絶対STできる。それがでかい」

当てさえすればライブは見られる。100凸という設計は、スペック表の上では地味な一行だが、実際に打つと最も体感差が出る部分だ。

まとめ:遊びやすさの中身

  • ヘソ賞球2個の8個保留「BIG8」。玉持ちの不安が少ない
  • ST突入率100%。当てれば必ずライブモードへ
  • 継続率約70%。業界初のスタンプラリー達成でアンコールタイム(時短100回)が付き約78%へ
  • 400個の4Rを「欲しい」と思う逆転の瞬間が生まれる
  • シンプルモードの完成度が高く、長時間稼働に向く
  • リーチ=楽曲。曲名と期待度が直結した独特の打ち味

ボーダーラインは3.03円交換で34.3回/4.00円交換で30.2回(シミュレート条件の詳細はこちら)。基本スペック・大当り振り分け・各種演出期待度は機種ページにまとめているので、実戦前にチェックしてほしい。

新台ダイナマイト#7《ヒラヤマン・さやか》収録店舗:ジャンジャン高島平
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次