パチンコ・パチスロライターになりたいと思っている方に、実際のライターの生態を知ってもらうため、編集部の命を受けたつる子が、嵐・青山りょう・飄の3人に突撃取材をしてきました! 仕事内容やライターになった経緯(どのようにして採用されたか)をはじめ、給料やギャラ(年収)の話まで、普段一緒にいてもなかなか話さないことを聞いてきてもらいました。最後には、実際にライターになりたい方へ向けてのアドバイスもあるので、パチンコ・パチスロライターになりたい方は必見ですぞ!
つる子:皆さんこんにちは! つる子です。
青山:知ってるよ!
飄:突然改まっちゃって何?
つる子:いやぁ、なんか編集部の怖い人から、パチンコ・パチスロライターの実態を根掘り葉掘り聞いてこいって言われちゃって。
嵐:どんなことを?
つる子:ライターになりたい人が気になっていることなどを
青山:例えば
つる子:仕事内容とかどうやってライターに採用されたかとか
飄:それから…
つる子:嵐さんの年収とか
青山:私も知りた~い♪
飄:僕も知りたいなぁ…
嵐:えぇっ!俺だけ?
つる子:というわけで、皆さん。色々教えてくださいね。
ライターの仕事とは?
つる子:まず、ライターってどんな仕事をしているのか、単純に知りたいと思うので、そんな方のために仕事内容を教えてください。
嵐:ライターだからね。もちろんメインは原稿書きだよ。5誌あるパチスロ誌(パチスロ必勝本、パチスロ必勝本DX、パチスロ極、パチスロ極Z、パチスロ7)や携帯サイトを含めて、編集部から原稿の発注をもらってそれをライティングするわけだね。今では外の仕事をしている人もいるけど、基本的にパチスロライターという肩書がある以上は書き仕事が一番大事だと思うよ。
飄:あと、機種ページを書くために、機種の取材に行ったり、実戦してデータ採りをしたりとかも、大切な仕事だね。
嵐:深夜に閉店後のホールさんをお借りしてデータ採りをしたりして、機種のページを書くネタを探したりね。でも最近動画の方のウェイトが大きくなって、そっちのスケジュールがどうしても取りにくくなってしまって、機種ページはほぼやっていないのが現状なんだよね。とは言っても、やっぱり機種ページもお仕事をもらえるならやりたいと思うよ。ここからライター業がスタートしているからね。
青山:私も、最近は実戦動画収録の割合が高くなっていますね。
飄:僕もかな。
嵐:そんなわけで、今はDVDやネット系動画も仕事の割合として大きくなってきているので、原稿書きと動画の出演というのがライター仕事の2大軸になっているのでは。あとは、来店取材として地方のホールさんへデータ採りにお邪魔させていただいたりとかも。
青山:そうですね。私も関東近郊だけでなく遠方での来店取材もあります。あと他には、メーカーのプロモーション動画の出演や新機種発表会への参加(出演者となることも)、などもありますね。
飄:僕の場合は、音楽をやっているので、番組で使用する楽曲の作曲などもやっています。これがなかなか大変なんですよ。
つる子:やっぱり皆さん、いろいろな仕事をされているんですね。忙しいと思いますけど1週間のスケジュールってどんな感じなんですか?
青山:週に3日から4日は収録で、合間に打ち合わせや原稿書き。週末には来店取材があったりとか。
嵐:最近は、ほとんどが収録で埋まってしまってるね。違いは、地方が多いか少ないかぐらい。移動の合間とかに原稿を書いている感じかな。
飄:僕は、週に3回ぐらいが収録で、他の日は実戦や原稿書き、打ち合わせなどがメインだね。
3人の1週間のスケジュール例
青山りょう | 嵐 | 飄 | |
月 | 収録 | パチスロ7連載漫画の実戦 | 動画の収録 |
火 | 収録 | パチスロ7付録DVDの収録&原稿 | 番組の収録 |
水 | 加圧トレーニング&打ち合わせ | パチスロ必勝本DVDの収録 | 実戦 |
木 | 収録 | パチスロ必勝本DVDの収録 | 打ち合わせなど |
金 | 収録&原稿書き | 収録予定が予選敗退のため休み→夜大阪へ移動 | 移動日 |
土 | 石川県で来店取材 | DVDの収録 | 収録 |
日 | 栃木県で来店取材 | 番組収録→帰京 | 原稿書き |
つる子:ところで皆さん、印象に残っている仕事って何ですか?
青山:いっぱいありすぎてほとんどの仕事が印象的なんだけど、パチンコ誌の付録DVDの収録でしおねえの実家に行く企画があったんですよ。その時にしおねえの両親の手紙を読んで、私は関係ないのに感動のあまり泣いてしまって。カメラの前で泣いたのはその1回ぐらいだね。
嵐:印象に残るようなことは結構やらせてもらっているけど、まあ一番「俺、何やってんのかな?」と思った仕事は、アプリを回しながら東京マラソンを走ったことだね。スマホアプリで「秘宝伝~太陽を求める者達~」を回しながら走ったんだけど、どこでどう間違ってこういうライターになったのかなと、その時は思ったよ(笑)。
あとは風船に入ったりとかかね。閉所恐怖症なので、入るときが本当に怖かった。もう芸人みたいだよ。
飄:とあるメーカーさん案件の仕事で、地方の営業所へ行って、ホールさんに向けて新機種のプレゼンをしたことがあったんだけど。僕はセールスマンではないので…。ホールさんからの厳しい質問などもあったけど、なかなか難しく…印象に残っているね。
つる子:達成感を感じた仕事ってありますか?
嵐:さっき話した、変だけど体を張った仕事って全部達成感があるんだよね。その中でも一番達成感があって、毎年毎年やめるやめるといいつつやめられない仕事が大晦日のオールナイト実戦。三重県に着いて、実戦開始から終わるまでは「あー、何で今年も来ちゃったんだろう」って思うんだけど、終わった瞬間からまた来年もやりたい! って思っちゃうんだよね。それぐらい達成感のある仕事だね。最高で38時間打ったこともあるし。やる度に今年で終わりだな、って思うんだけどやめられないね(笑)。
飄:特に印象的だったのは、パチスロ必勝本 男DVDに関わったことだね。嵐編集長を中心に、1から全員で企画を出して、体を張って色々やっているので。皆さんも是非ご覧ください(笑)。とにかく与えられた仕事ではなく、こちらから創り出しているという感じが楽しいですよ。
つる子:それでは、つらかった仕事はありますか?
青山:つい最近、パチスロ番組の収録で嵐さんと対決したんですね。お互い前半が終わった時点で5万円ぐらい負けだったんですけど、後半が終わったら私は8万円も負けちゃって。嵐さんは8000枚ぐらい出してたんですよね。それを見てアツくなってしまい、色々打って合計10万円ぐらい負けちゃったんですよ。カメラマンさんに心配されました(笑)。
嵐:あの時は大変だったよね(笑)。
飄:さっき話した、プレゼンの仕事が印象に残るとともに辛かったですね。それから、まだデビューして1、2年ぐらいしか経たない頃だったか、初めての来店取材でとあるホールさんへお邪魔した時に、そのホールがプロの多いホールさんで。1日中絡まれた思い出があります。たまたま設定のいい台に座れてしまったんだけど、ずっと「いつヤメるの?」とか「早くヤメろよ」とか言われ続けました。これは辛かったね。
つる子:そんな感じのライターの仕事ですが、魅力って何ですか?
青山:一番はパチスロの上乗せや、パチンコだとプレミアなど、本来なら自分ひとりで楽しんでいることを、動画を通してすごくたくさんの人に見てもらえて共感や意見をもらえたりすることが魅力ですかね。私も以前は一般ユーザーとして楽しんでいただけです。そんな私がパチンコやパチスロを打って誰かに見てもらえることなんてないのに、このライターという仕事のおかげで楽しみを共有できると思うんですよ。そこにカメラさえなければただ打っているだけなのに、それを見てくれる人に発信したり意見をいただけることは魅力ですね。
嵐:自分が好きで遊びでやってきたもの、生活をかけて打っていたこともあるけど、そういったものを仕事にできるという、好きな事を仕事にできるってなかなかないと思うんだよね。それがパチスロライターの魅力だと思います。昔はもっと遊んで暮らしてる感がありましたね。最近は仕事が全体的に増えたというのもあってそこを味わえなくなってきているけどね。いくら忙しい忙しいと言っても好きな事がベースなので、正直そんなに辛くないというのが魅力かなと思います。
飄:ズバリ、0からもの創りに携われるというところでしょうか。自分の責任で、自分が面白いかどうかを判断して進めていけるというところが魅力だと思いますね。
ライターの年収(ギャラ)は?
つる子:やっぱり読者の皆さんが知りたいのはこれ(年収)なんじゃないでしょうか。まずは給料の仕組みを教えてください。
嵐:完全に歩合だね。やればやるだけ入る。そういう意味ではやりがいあるよね。
飄:僕も1つ1つの仕事が歩合です。
青山:私も完全歩合ですね。社内では別の形態の人もいるみたいですよ。
つる子:では、一番ギャラが良かった仕事は何ですか?
青山:パチンコ台になった仕事ですかね。2013年ニューギンさんの「CRくるくるぱちんこ新EX麻雀2」という台に出演したんですよ。具体的な額はヒミツですけど(笑)

©Newgin
嵐:オールナイト実戦ですね。過酷さも最大級でマラソンよりキツいんですけど
飄:あるメーカーさんのファンイベントで、僕はほぼ何もしていないのに呼ばれただけでギャラをいただいてしまったことがあって。割で言えばその仕事でしょうかね。
つる子:そうなると、ライターって年収いくらぐらい稼げるもんなんですか?
飄:大物クラスになると、軽く年収4桁は行くって聞いたことがあるよ
嵐:うん、確かに稼ぐ人だと年収数千万はいくらしいね。でもさっきも言ったように、歩合だからね。多い年もあれば、少ない年もあるかな。
青山:そうですね。ライター収入だけだと厳しくて、編集の仕事もしている人もいますしね。仕事が少ないうちは、固定給だとありがたいです。
ライターとして採用されるには?
つる子:私はパチスロ必勝本にライター求人募集の記事があったので応募したら採用されて、こうしてライターとしてデビューすることができたのですけど、皆さんはどういった経緯でライターになったのですか?
飄:辰巳出版の携帯サイトでライターオーディションという企画をやっていてね。毎週コラムを提出して、読者投票によってポイントが付けられるというもので。10週間続けて結構無茶だよと思うようなポイントを獲得しなければならなかったんだけど、そこを何とか勝ち抜いてライターとして採用されて、今に至るといった感じかな。
嵐:僕の場合はパチスロを始めたばかりの頃に、攻略誌を買おうと色々手に取ってみて。パラパラと読んでみたけど訳が分からなくて、その棚には他にマンガもあったんですよ。マンガだったら自分でも分かるかもと手に取ったのがパチスロ7でした。その号にやんちゃブギの第一回が載っていてね。射駒タケシさんがマンガになっていて、こんな仕事があるんだ! パチスロは面白いし、それを打って仕事になるってすごい素敵な職業だなって感動して、ずっとなりたいなりたいと思ってたんです。そして25歳になった時、パチスロ必勝本とパチスロ7、辰巳出版の雑誌とマンガを買ってたんだけど、パチスロ7でライター募集の記事を見かけた際に「満25歳ぐらいまで」と書いてあったので、これはマズイ! ここを逃したら一生チャンスが無くなってしまうと思って、履歴書を送ったのがきっかけだね。でも、実際にライターとして採用されてみたら、年齢なんかより、ライターとして活躍できるかどうかの方が重要だってことを実感したね。
青山:私の場合はちょっと特殊なんだけど、紹介なんですよね。登録制のコンパニオンとしてホールでおしぼりを配ったりしていたんだけど、そこの人と辰巳出版のパチンコ誌の編集長が知り合いで紹介してもらって、企画ページからデビューしたという感じですね。そしてパチンコで仕事をし続けているうちにもともとパチスロの方が打っていたので、パチスロライターとしてのお仕事もいただけるようになったというところかな。
嵐:青山さんは特殊だけど、やっぱり雑誌とか動画サイトに応募するのが普通なのかな。探してみるといろいろなところで求人募集しているしね。
つる子:ですよね。だとすると、実際に応募してライターに採用されるにはどうしたらいいと思いますか?
飄:ライターにも色々仕事があるけど、やっぱり第一に文章力だと思うよ。文章力がないとなかなか仕事をもらえないから、とにかくそれを磨くことだね。例えば、たくさん本を読んだらいいと思う。何でもいいので本を読みながら、文章の構成について自分ならこうするなとか、考えながら本を読むことが大事だと思うね。
嵐:色々あると思うんですよ。文章の勉強をする、動画の勉強をするなど今やれる勉強はたくさんあると思うんですけど、一番はアクションを起こすことだと思います。結局どれだけ学んでも発揮できる場を見つけないことには始まらないので、募集記事を見かけたら履歴書を送ってみるとか、今は雑誌に限らず色々な媒体でライター募集をしていると思うので、どれだけ上手くいかなくてもアクションを取り続けるかだと思うんだよね。そういう意味ではG&Eさんに通うというのも一つのアクションじゃないかな。そこで色々学べることも多いだろうからね。とにかく面倒くさがらずにアクションを続けることだと思うよ。
青山:そういえば、つるちゃんはG&Eの卒業生だよね。入学したきっかけってなんだったの?
つる子:それはもう一言、ライターになりたいと思ったからですよ。
飄:どうしてライターになりたかったの?
つる子:18か19歳の頃からパチンコやパチスロを打ち始めて、最初は雑誌などは観ずに打っていたんです。よく分からずに打っていましたね。それと同時にネットカフェに入り浸るという生活もしてたんですけど、そんなある日、ネットカフェでパチスロ番組を見て、「この人達は何なんだろう?」と思ったことでライターという存在を知って、こんな仕事があるのか、私もやりたいなと思ったんです。ライターになるにはどうしたらいいのかを調べて「パチスロライター なるには」と検索したら一番最初に出てきたのがG&Eだったんですね。迷わずすぐに資料請求をしました。資料を見て、これでライターになれるんだ! と胸が高鳴ったのを覚えています。ちょうど私が入ったのがライターコースが新設されたばかりの2期目だったんで、これは運命だと思いました。
飄:G&Eではどんなことを学んだの?
つる子:パチスロ必勝ガイドの編集さんが講師でした。一読者や視聴者では絶対分からないような業界の話を聞かせてくれたり、ライターコースでは文章の書き方もたくさん練習しました。一つ一つを添削してくれて、ここがだめ、ここはこうした方がいいなど、丁寧に教えていただきました。課題として出されたテーマに沿って文章を書いて持参し、それを全員の前で発表してここはこうした方がいいなどのアドバイスをもらいながら文章の書き方を学び、動画出演の練習などもしました。1人で他の生徒さんの前で動画のオープニングをやってみたりしましたね(笑)。他には、実際に活躍中のライターさんが講師となってライターの心構えや裏話をしてくれる講義があったんですけど、目標に近づいていく実感が持てましたね。
青山:私も講義させてもらったことあるよ!
嵐:アタクシも毎年教壇に立たせていただいてます♪
さらに今年は生徒と一緒に番組を作る予定になってます。
※完成した番組はコチラ
飄:学んだことは役に立った?
つる子:役に立ったと思いますよ。G&Eを卒業してすぐに、履歴書と自分で書いた機種ページの原稿を辰巳出版に送ったら、面接まで進んで採用されて、こうしてライターとしてデビューできているんですから。
私の事はいいですから、最後に皆さんから、ライターを目指す人へ一言お願いします。
飄:今のライターには本当にたくさんの仕事があります。文章を書くだけではなく、人前に出る仕事もたくさんあります。でも、僕は有名になりたいという人よりも、もの創りが好きという人の方が長くやっていけるんじゃないかと思いますね。あとはやはり、とにかく相当パチスロが好きじゃないと続けられない仕事だと思うんです。人生で1番か2番目ぐらいに好きじゃないと。パチスロライターを目指す人はそれぐらい好きでいて欲しいですね。
青山:いざ、ライターになりました。1日目に何も分かりませんで始めて、そこから何かを教わっていくという状態ではなかなか仕事はもらえないと思うんですね。出来るようになるまでは。なので、例えば何かを書いてみるとか動画について学ぶとかすることだと思います。先輩が10だとしたら、0でライターになってもダメだと思うのでそれを4とか5ぐらいまで高めておくことで初めて需要が生まれると思うんです。勉強の手段は様々だと思いますが、G&Eさんで専門的な勉強ができると思うので0を4~5ぐらいに高められる有効な手段の1つではないでしょうか。ただ、卒業日をデビュー日と目標に定めた場合、上で述べたように0じゃだめだと思うんです。授業の日を勉強日とするだけでなく、それ以外の日も学んで学んで、上積みを作っておくことが大事だと思いますよ。
また、今ではたくさんのライターが活躍する場があります。それぞれの媒体に合う人、合わない人がいると思うんですね。なのでココ! と幅を狭めて考えない方がいいんじゃないかと思います。自分が何をやりたくて、自分を買ってくれる、自分に合う媒体を目指すのがいいと思います。
嵐:パチスロが好き、パチスロで勝てる、パチスロに詳しい、色々な人にそれぞれの自信のあるポイントがあると思いますが、それはライターになってからの勝負です。まずなるまでが行動です。なりたいと思ったらなれるまで行動し続ける、即断即決が大事なのかなと思いますね。今は僕らがライターになった時以上になれるルートも多ければなりたい人も多い時代だと思うので、スッと上手くなれるかどうかは運の要素も強いと思うんです。パチスロでレバーを叩くのと一緒で、抽選を受けなければ当選しません。1ゲーム目叩きました、ボーナスが当たりませんでした、となっても普通人はレバーを叩き続けますよね? その感覚でダメでもチャレンジし続けることが大事だと思いますし、なってしまえば動画に出る機会が増えたりして自分を知ってもらうチャンスが多くあると思うので、なるまでのハードルをいかに乗り越えるか、なってからは自分の一番推したいポイントをチャンスをもらった時に全力で出す。それでうまくいかなかったらそこで初めて軌道修正していく、そこまでは我武者羅にやったらいいと思います。
つる子:ありがとうございました。これを読んでライターになりたいって思った方。私みたいに迷わずG&Eに資料請求してみてはいかがでしょうか。